東日本大震災が起こったとき、私は事務所に居ました。その2ヶ月後には石巻の現場に立ちました。そこには、テレビで見た通りの光景が広がっていました。
そして、未だに解決を見ない福島の原発問題。
漠然と、『住宅を販売している自分に何かできることはないのか?』と考える自分がいました。
そこに偶然が起こったのです!
毎年恒例の富士登山中に偶然にもいろいろな事がつながりました。
8合目あたりで、日の出を見て、太陽の暖かさと圧倒的なパワーを背中に感じながら、その後頂上に着いた時に、当社で以前に建築して頂いたお客様から電話が入っていることに気がついたのです。かけ直してみると、なんと太陽光発電の設置を依頼したいとの内容だったのです。
電話が終わったとき、これだと思いました。
これから、個々の家がエネルギーの地産地消を実現する住宅となれば、日本には原発がいらなくなるかもしれない。
補助金制度が活用できれば、住宅ローンの負担も軽減してくれる。リーフこそが、まず私にできる社会貢献の一つの形になると確信しています。
当社の太陽光発電は、パナソニックのHITをメインとして設計しています。私たちを常に照らしてくれる、太陽の力をより効率良く安定したエネルギーをなるよう努めています。
建物の基本性能をアクシスに合わせ、屋根と基礎を延長する事によって、12kwのソーラーを実装させるため、建物がコンパクトでありながら、大きな発電を得られる設計に到達しました。
リーフは、太陽光がメインの建物です。太陽光発電システムは非常に高価なものです。その為、建物の骨組みをアクシスよりもシンプルにすることにより全体のコストダウンに努めました。リーフの設計は屋根から始まります。
家の骨格を変更することは出来ません。しかし、そんな規制の中でも、下記のような希望を取り入れて設計することが可能です。家の形が決まっているリーフに、お客様の暮らしやすさを取り入れます。